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9月1日から防災週間 家庭の防災を見直そう
今年の夏は日本全国で記録的な猛暑となった。また、各所で大気の状態が不安定になり、1時間に100ミリ以上の集中豪雨をもたらすなど、被害も後を断たなかった。つい先日も、大阪の中心街である梅田の街が、わずか10分ほどの間に冠水してしまうほどの記録的な豪雨に見舞われて話題となったばかりだ。
さらに明日9月からは台風が増える時期。より一層、厳重な備えが必要となってくる。気象協会でも、普段からできる防災対策として、水害に備えて側溝や排水溝の掃除をし、水はけをよくしておくことや、非常用品を備蓄すること、家族で緊急連絡手段とその方法を話し合ったり、事前に各市役所や区役所、役場などでハザードマップを入手して、近所の河川や低地、急傾斜地で水害や土砂災害のおそれがある場所を確認しておくことなどを呼びかけている。
最近では、スマートフォンやインターネットなどでも、こまめに最新の台風情報や大雨、暴風などの警報・注意報の確認をすることもできる。また、台風が接近する前に、家の周りの再点検をしたり、窓や雨戸の補強、床上の浸水対策もしておく方がいいだろう。さらに、ライフラインが断絶するような状況にも備えて、飲料水を確保しておくことは、今や常識だ。
防災対策については、住宅業界からも呼びかけられている。
例えば、大和ハウス工業<1925>では「住まいのお手入れノート」を公開し注意喚起を図っている。住友林業<1911>では同社の住宅を購入した顧客向けに展開している専用のWEBサイト・クラブフォレストにおいて防災グッズの販売なども行っている。アキュラホームでも、防災などについてまとめたガイドブックを配布しているほか、台風においては接近見込みから通過までを4段階に分けたガイドラインを設け、対応している。建築中のお客様へは台風被害発生前と後に状況報告の連絡を行っているという
防災で一番大事なことは普段からの備えだ。都市に住んでいるからといって、決して安心するのではなく、いざという時、自分の身や大切な家族は最終的には自らで守るしかない。 9月1日からの1週間は防災週間として全国各地で防災訓練の実施や講演会が開かれる。家庭でも、災害に対する備えを今一度見直してみてはいかがだろうか。(編集担当:藤原伊織)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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