前場に注目すべき3つのポイント~シリア早期軍事介入への警戒感が後退

2013年8月30日 08:31

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記事提供元:フィスコ


*08:31JST 前場に注目すべき3つのポイント~シリア早期軍事介入への警戒感が後退

30日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:為替やテクニカル面ではリバウンド意識か
■外資系証券の注文動向:差し引き260万株の買い越し
■前場の注目材料:セメントメーカー、生コン出荷量好調で10月から9%値上げ

■為替やテクニカル面ではリバウンド意識か

30日の東京市場は小じっかりの展開が期待される。29日の米国株式相場はNYダウが小幅に続伸。4-6月期の国内総生産(GDP)改定値が前期比年率2.5%増(速報値1.7%増)と、大幅な修正となったことが好感された。シカゴ日経225先物清算値は大証比65円高の13525円となり、日経平均はこれにサヤ寄せする格好から、小幅に続伸して始まろう。

シリア情勢の緊迫によるリスク回避の流れから、リバウンドが強まる展開は期待しづらい。ただ、シリアへの軍事介入については、国連調査団が30日までの予定で、シリアで化学兵器の使用について調べているため、来週にも議会で最終判断するようだ。そのため、オーバーウィークでのポジション取りへのリスクは小さくなっている。

為替市場では円相場が1ドル98円40銭辺りと先週末の水準まで円安に振れてきており、輸出関連などには修正的なリバウンドも意識されるところ。米国ではレーバーデーの祝日を控えており、海外資金の流入は限られる。

ただ、指値の薄い状況のなか、先物主導によるプログラム売買で値幅が出やすい状況にもある。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-1σ(13450円辺り)を突破してくるため、中心値(25日)が位置する13760円辺りへのトレンドが意識されてくる。

来週には日銀の金融政策決定会合、米雇用統計が控えているほか、日経平均の定期入替えが発表される可能性がある。その翌週には先物・オプションSQなどのイベントを控えており、手掛けづらい半面、トレンドが出やすい状況にもある。

■外資系証券の注文動向:差し引き260万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り830万株、買い1090万株、差し引き260万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

8月23日(金):80万株の売り越し
8月26日(月):320万株の買い越し
8月27日(火):140万株の買い越し
8月28日(水):280万株の売り越し
8月29日(木):380万株の売り越し

■前場の注目材料

・シリア早期軍事介入への警戒感後退で買い戻し先行か
・米QE早期縮小観測を受けたドル買いが支援で、輸出関連は一旦リバウンド意識に
・セメントメーカー、生コン出荷量好調で10月から9%値上げ

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:30 失業率(7月)
08:30 有効求人倍率(7月)
08:30 消費者物価指数(7月)
08:30 家計調査(7月、総務省)
08:50 鉱工業生産指数(7月)
11:00 日本銀行、決済動向(7月)
11:00 電力需要(7月確報、電気事業連合会)《KO》

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