【アナリスト水田雅展の銘柄分析】トレジャー・ファクトリーは「中段保ち合い」が抜群、秋相場で有望

2013年8月23日 09:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  リサイクルショップのトレジャー・ファクトリー <3093> (東マ)の株価は6月調整後の「中段保ち合い」が抜群だ。今期(14年2月期)好業績見通しに評価余地があり、反発のタイミングが接近、秋相場で期待できそうだ。

  関東圏を中心に総合リユースショップと服飾専門リユースショップを直営とFCで展開している。前期(13年2月期)末の店舗数は直営「トレジャー・ファクトリー」44店舗、直営「トレジャー・ファクトリー・スタイル」18店舗、FC「トレジャー・ファクトリー」4店舗の合計66店舗である。Webの取り組みも強化する方針で、4月には楽天市場にオンラインストアをオープンした。

■今期、15.7%増収、営業利益8.2%増益、1株利益135.9円

  今期の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比15.7%増の92億40百万円、営業利益が同8.2%増の6億80百万円、経常利益が同8.2%増の6億92百万円、純利益が同1.2%増の3億76百万円としている。新規出店は10店舗の計画で、5月には関西1号店となる神戸新長田店がオープンした。

  新規出店費用が計画を下回ったことを主因として、7月10日に第2四半期累計(3月~8月)の利益見通しを増額修正している。さらに通期見通しに対する第1四半期(3月~5月)の進捗率も、売上高が23.9%、営業利益が34.1%、経常利益が34.0%、純利益が35.9%と高水準であり、通期の利益見通しも増額の可能性が高まっている。

  月次売上動向(前年比、速報値、FC除く)を見ると、13年7月は全店が112.5%、既存店が101.0%だった。生活家電などが好調だった。7月の新規出店はなく7月末時点の店舗数は合計69店舗である。リユース市場の拡大、既存店の収益力強化、出店エリア拡大、新規出店、原価率の高い業者仕入れ抑制や値下げ販売抑制による売上総利益率改善などで、中期的な収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、7月10日の戻り高値1570円から反落して水準を切り下げた。足元は概ね1350円~1400円近辺で推移している。全般地合悪化も影響しているだろう。ただし深押しする動きは見られない。1350円近辺で下値固めが完了したようだ。

  8月22日の終値1405円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS135円94銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績のBPS745円53銭で算出)は1.9倍近辺である。

  日足チャートで見ると戻りを押さえていた25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋っている。サポートラインを確認した形であり、反発のタイミングが接近しているようだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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