【編集長の視点】マツダは反落、欧州関連株はユーロ圏GDPプラス転換も利益確定売りが先行

2013年8月15日 10:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  マツダ <7261> は、8円安の423円と3日ぶりに反落して始まっている。前日14日に欧州連合(EU)統計局が発表したユーロ圏の4~6月期のGDP(国内総生産)が、前期比0.3%増、年率換算1.1%増と7四半期ぶりにプラス成長に転換し、欧州の景気不安が後退したが、前日後場取引時間中に伝えられたフランスのGDP0.5%増で先取りし、きょう朝方の為替相場で、1ユーロ=129円台と円高となっていることから、欧州向けに売り上げ・利益比率の高い同社株には利益確定売りが先行している。

  同社株のほか欧州向け売り上げ比率の高い関連銘柄は、ダイキン工業 <6367> が、60円安の4675円と8営業日ぶりに反落しているほか、ヤマハ発動機 <7272> が、30円安の1471円、シマノ <7309> が、100円安の8680円とそれぞれ3日ぶりに反落し、ロ-ランド <7944> が、3円高の957円と3日続伸したあともみ合い、キヤノン <7751> が、35円安の3110円と続落するなど利益確定売りに押されている。

  マツダの欧州向けの今3月期第1四半期(1Q)販売台数は、新型「Mazda6」の本格導入などにより前年同期比4.3%増の4万6000台となり、グローバル販売台数に占める販売比率は15%に止まるが、欧州向けセグメント利益(営業利益)は、同2.5倍と伸び、国内販売に次ぐ収益源となった。欧州景気の回復期待が高まり、為替レートも、今3月期通期想定の1ドル=88円、1ユーロ=117円を上回る円安推移となっているだけに上ぶれ期待が高まってくる。今期業績は期初予想を据え置き、通期純利益は700億円(前期比2.1倍)と大幅続伸と見込んでいるものの、市場コンセンサスを約300億円も下回っており、上方修正催促相場が強まり、5月21日につけた年初来高値472円を意識することになろう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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