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NY原油:続伸で106.85ドル、在庫の減少やリビア・エジプト懸念で買いが勝る
記事提供元:フィスコ
*07:01JST NY原油:続伸で106.85ドル、在庫の減少やリビア・エジプト懸念で買いが勝る
NY原油は続伸(NYMEX原油9月限終値:106.85 ↑0.02)。通常取引では、前日終値(106.83ドル)を下回って始まり、米原油在庫の大幅減少を受けて反発したが、製油所稼働率の低下や米FRBの出口政策への警戒などを材料に、再び売りが強まり105.60ドルまで下落。しかし、在庫の減少が改めて注目されたほか、リビア、エジプトの混乱による供給懸念も根強く、引けにかけて買いが盛り返し、107.03ドルまで上昇した。
米エネルギー省が14日に発表した週次原油在庫統計(8/9時点)では、原油在庫が前週比-281.2万バレルとなり、予想を大きく上回る減少を示した。一方、製油所稼働率は1.50%もの低下となった。
リビアの副石油相は14日、小規模であるものの閉鎖している石油施設がほかにあることを明らかにし、リビアの産油量が日量60万バレル辺りまで低下していると述べた。
一方、エジプトのデモ強制排除で数百人の死傷者が出た(国連)とみられるなか、エジプト大統領府が14日、全土に1カ月間の非常事態宣言を発令しており、混乱の拡大が懸念される状況となっている。《KO》
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