NY原油:続伸で106.83ドル、リビア絡みの供給懸念や欧米景気回復期待で買い優勢

2013年8月14日 07:01

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:続伸で106.83ドル、リビア絡みの供給懸念や欧米景気回復期待で買い優勢

NY原油は続伸(NYMEX原油9月限終値:106.83 ↑0.72)。通常取引では、一時実需的な売りが出たといわれ、105.56ドルまで下落。しかし、リビアの石油輸出ターミナル閉鎖を受けた供給懸念、欧米の景気回復による需要増加期待などから買いが盛り返し、取引終了間際に107.01ドルまで上昇した。

リビアの2大石油輸出ターミナルが12日に再び閉鎖されたことを受けて、供給懸念が引き続き原油相場の下支えに(ただ、ターミナルのひとつ「エスシデル」が15日再開される可能性も)。

この日発表された経済指標では、米国の7月小売売上高は下振れも、6月分が上方修正、コア指数は高い伸びを示した。ユーロ圏の6月鉱工業生産はプラス転換、ドイツの8月ZEW景気期待指数は大きく上昇した。また、14日発表予定の米エネルギー省の週次原油在庫統計では、原油やガソリンは減少が予想され、需要増への思惑につながっている。《KO》

関連記事