前日終値を挟んでの不安定な値動きに/ランチタイムコメント

2013年8月9日 11:53

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記事提供元:フィスコ


*11:53JST 前日終値を挟んでの不安定な値動きに
 日経平均は反発。81.88円高の13687.44円(出来高概算12億1000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国株式相場は、NYダウが4日ぶりに反発。中国が発表した7月の貿易統計で、輸出額が前年同月比で2ヶ月ぶりに増加したことが材料視された。これを受けたシカゴ日経225先物清算値は大証比30円高の13650円だった。日経平均は薄商いのなか、直近2日間で800円弱下げており、自律反発の流れが先行した。
 その後は一時13754.96円まで上げ幅を広げる局面もみられたが、前場半ばには13536.39円と前日比でマイナスに転じるなど、前日終値を挟んでの不安定な値動きに。セクターでは、非鉄金属、鉄鋼、海運、機械、ガラス土石、情報通信、卸売などが堅調。一方、ニコン<7731>の大幅下方修正が嫌気された精密機器が下落率トップ。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の過半数を占めている。
 日経平均はプラス圏での推移をみせている。中国では消費者物価指数、生産者物価指数、鉱工業生産指数、小売売上高などの発表が通過し、上海がプラス圏で推移していることが安心感につながっている。セクターでは、非鉄金属、鉄鋼、海運、機械、卸売など中国関連セクターがしっかりであり、中国関連への見直しが期待されるところ。また、ソフトバンク<9984>、ファナック<6954>など、指数インパクトの大きい値がさの一角も反発をみせており、日経平均を下支えしている状況であろう。
 ただし、SQ値の13640.03円を再び割り込んでくるようだと、週末要因もあって先物主導による売り仕掛け的な動きが警戒されてくる。今週は薄商いでこう着でなく、薄商いで大振れの相場展開が続いている。昨日は後場に入ってからの失速をみていることもあり、神経質になりやすいだろう。(村瀬智一)《FA》

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