【中国の視点】陰に隠れた国産品に再注目、カネボウの白斑問題などで

2013年8月9日 08:36

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記事提供元:フィスコ


*08:36JST 【中国の視点】陰に隠れた国産品に再注目、カネボウの白斑問題などで
中国の化粧品の市場規模は2012年に963億元(約1兆5408億円)と、日本の1677億元と米国の1439億元に続き、世界3位に浮上した。中国における化粧品市場の伸び率がここ数年で鈍化しているものの、引き続き20%前後の増加ペースを維持。今年は1000億元の大台を突破すると予測されている。

一方、先進国と違って中国の化粧品市場では、外国メーカーが全体の50-70%のシェアを握っている。また、最も有名な国産品のシェアも2%台にとどまり、先進国の平均15-25%を大幅に下回っている。

専門家は、中国における化粧品の発展歴史が浅いほか、国産品の品揃えが少ないことが致命的だと分析。また、中国人消費者が外国メーカーや高い商品を好む風潮も輸入品のシェア拡大につながっていると指摘した。

ただ、カネボウ製品の白斑問題や、ニュージーランドの乳製品大手フォンテラ・グループが他社に供給している乳清タンパク質からボツリヌス菌が検出されたとの発表を受け、国産品を再評価する動きが広がっている。また、習近平国家主席夫人で彭麗媛氏が国産品を愛用していることや、中国の消費を引っ張っている1980年代に生まれた若年層が国産品を排除しないため、今まで陰に隠れた国産品が再び注目される可能性が高いと予測されている。《ZN》

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