日本株見通し:売買代金2兆円程度の低水準、先物主導の動きには注視

2013年8月9日 08:32

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記事提供元:フィスコ


*08:33JST 日本株見通し:売買代金2兆円程度の低水準、先物主導の動きには注視

9日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国株式相場は、NYダウが4日ぶりに反発。中国が発表した7月の貿易統計で、輸出額が前年同月比で2ヶ月ぶりに増加したことが材料視されたようである。これを受けたシカゴ日経225先物清算値は大証比30円高の13650円だった。日経平均は薄商いのなか、直近2日間で800円弱下げており、若干のリバウンドは期待したいところか。

もっとも、オプションSQ通過後は、機関投資家の多くは夏休みモードに入ると考えられる。参加者が限られるなか、決算を手掛かりとした個別物色が中心となり、全体相場を大きく動かす流れは限られそうだ。とはいえ、売買代金が連日2兆円程度の低水準のなか、先物主導による仕掛け的な商いには注視する必要はありそうだ。

参加者が限られるなか、ヘッジファンドなどの仕掛け的な商いによって現物市場へのプログラム売買を誘発させてくる可能性はある。8日の東京市場ではファナック<6954>など指数インパクトの大きい値がさ株の、短時間での荒い値動きが目立っていた。

一先ずシカゴ先物水準での落ち着いたSQとなろうが、円相場は一時95円台に突入したほか、大証先物はナイトセッションで一時13390円まで下げる局面をみせている。この水準は一目均衡表の雲下限レベルでもあり、心理的に意識されてくるだろう。下値不安が燻るなかでは、積極的なリバウンド狙いの資金は期待しづらく、個別単位での短期的な値幅取りにとどまりそうだ。

なお、8日のNY市場でダウ平均は27.65ドル高の15498.32、ナスダックは15.11ポイント高の3669.12。ADRの日本株はトヨタ<7203>、コマツ<6301>、ソニー<6758>、京セラ<6971>が小じっかり。半面、キヤノン<7751>、ニコン<7731>が冴えないなど、対東証比較(1ドル96.64円換算)で高安まちまちだった。《TN》

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