NY原油:続落で106.56ドル、調整売り優勢で買い戻しの動きに欠ける

2013年8月6日 07:01

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記事提供元:フィスコ


*07:01JST NY原油:続落で106.56ドル、調整売り優勢で買い戻しの動きに欠ける

NY原油は続落(NYMEX原油9月限終値:106.56 ↓0.38)。7月に入り年初来高値更新が続いていた中で、19日に109.32ドルまで上昇した後は失速。8月2日は、オーバーナイトに108.82ドルまで上昇した後に上げ幅を縮小、週明けの5日は通常取引開始直後に105.70ドルまで下落、その後下げ幅を縮小したものの大きな買い戻しの動きにも欠けた。

マクロ経済では、通常取引開始後に発表された7月ISM非製造業の雇用は53.2となっている。前月は54.7、5月は50.1だった。先週末に発表された7月雇用統計では非農業部門雇用者数が一部では20万人超の予想を示されるなかで、市場予想を下回った。雇用統計では、前月とは違い、フルタイムも増加していたがパートタイムの方が大きく増加。また、失業率は低下したものの参加率も前月より低下していた。

期近価格の方が期先価格よりも高いバックワーデーションと呼ばれる市場構造は依然続いている。《KO》

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