中国の超高層ビル

2013年7月29日 15:07

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記事提供元:フィスコ


*15:07JST 中国の超高層ビル
中国湖南省長沙市の超高層ビル「天空都市(Sky City)」が、着工から数日後に、法律に基づく建設認可手続きを取っていないとして、地元当局から建設中止を命じられていたことが分かった。
高さ838メートルの「天空都市」は地上202階、地下6階建てで、完成すれば現時点で世界一高いアラブ首長国連邦ドバイの「ブルジュ・ハリファ」を10メートル上回り世界一の高さになる予定だった。
外壁や床を事前に工場で組み立てるモジュール化により、基礎部分が完成した後の工期は4カ月。単純に考えても1カ月で200メートル、50階以上建設することになる。
中国ではこれまで構造上の欠陥によるビルの倒壊事故が何度か起きており、「天空都市」についても、その工期の短さから安全性を懸念する声や、地震や強風に対する耐震性に不安の声が聞かれている。
また、建設を請け負っている遠大集団は、独自に開発した特殊な工法によって、2011年に30階建てのビルを15日で完成させ、その前年には15階建てのホテルを6日で完成させているが、これまでに30階建て以上のビルを手がけたことがないという。
現在、世界の超高層ビルのうち数棟が中国で建設中だというが、競うべきなのは早さや高さではなく、安全性なのではないだろうか。《YU》

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