【アナリスト水田雅展の銘柄分析】星光PMCは400円前後のモミ合い煮詰まる、50周年を目標に高付加価値製品で営業利益率10%へ

2013年7月26日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 製紙用薬品の星光PMC<4963>(東1)の株価は7月2日に400円台へ乗せて以降、400円前後でのモミ合い展開だが、煮詰まり感を強めている。上放れのタイミングが接近しているようだ。

 DIC<4631>の子会社で製紙用薬品事業、印刷インキ用・記録材料用樹脂事業を展開している。中期経営目標として設立50周年にあたる17年度の連結売上高350億円、営業利益率10%を掲げ、高付加価値・差別化商品の市場投入・拡販に加えて、セルロースナノファイバーや導電性ナノ材料(銀ナノワイヤ)など新分野も強化している。

 今期(13年12月期、決算期変更に伴い9ヶ月決算)連結業績見通しは、売上高が179億70百万円、営業利益が9億円、経常利益が9億60百万円、純利益が5億90百万円としている。前年同期(12年4月~12月)との比較で見ると11.8%増収、2.2%営業増益、3.2%経常増益、3.0%最終増益で、実質的に増収増益の見込みだ。

 石油化学品・ロジンなどの原材料価格の上昇がマイナス要因となるが、低調だった製紙用薬品、オフセットインキ用樹脂、トナー用樹脂などの需要が上向き、プロダクトミックス改善やコスト低減などの効果も寄与する見込みだ。

 株価の動きを見ると、6月7日の安値338円をボトムとして徐々に水準を切り上げている。7月以降は概ね400円近辺でモミ合う展開だが、調整は一巡した形だろう。

 7月25日の終値403円を指標面(1株当たりの今期予想数値は12ヶ月換算)で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円95銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS654円99銭で算出)は0.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると75日移動平均線が抵抗線の形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して調整は一巡している。足元では煮詰まり感を強めており、短期モミ合いから上放れの展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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