【株式評論家の視点】鹿島建設は変化率の大きさがアピール、採算重視で持続的な増益路線へ

2013年7月16日 09:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  鹿島建設 <1812> が年初来高値圏へ水準を切り上げきた。公共投資が着実に拡大する一方で、参院選後には再びアベノミクスの展開に期待が高まっており、公共投資関連株全般に再び人気が高まってきた。

  会社側見通しをベースにしても、今2014年3月期は営業利益310億円と、前期比67%増益が見込まれており、その抜群の変化率が市場にアピールしているようだ。しかも、7~9月にも本格的に執行される10兆円超の公共投資が多くの受注機会を提供するとして、アナリスト筋は今期の営業利益について330億円への拡大を想定している。そうした増益が来期以降も持続の方向が有力で、相場の上昇は短期で終わることなく、ロングランで展開されることになりそう。

  今期の業績動向で特徴的なのは、売上げが1兆4400億円と、前期比3%減を見込んでいる点。ここ受注高を落としてでも受注時における工事採算管理をしっかりと行い、高い利益を獲得できる工事に限定して受注活動を行っていることが大幅増益の要因。

  震災復興工事に加え、防災の観点からも公共工事に予算が振り向けられており受注環境は良好。ただし、これまでの震災復興工事では、予算付けがなされても、工事の発注までに時間を要しているだけに、今後、こうした公共工事の発注がどういった時間軸で出てくるのか注目点。

  首都圏のインフラ再整備なども含めた、追加的な公共工事も上乗せされてくる見通しにある。そうした追加的な要因は見通しの中では省かれている。8月7日に予定されている決算発表へ向け、好決算への期待が高まっていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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