NY金:反発で1283.5ドル、1268ドル突破後は勢いに欠ける展開が続く

2013年7月16日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY金:反発で1283.5ドル、1268ドル突破後は勢いに欠ける展開が続く

NY金は反発(COMEX金8月限終値:1283.5 ↑5.9)。10日午後に1268ドルのレジスタンスを突破。ただ、その後は11日通常取引開始前につけた1297.2ドルが日中高値となり、大きな動きを示すことはなく、15日の日中高値も週末のオーバーナイトにつけた1293.6ドルとなっている。

バーナンキ議長による17日での議会証言に関して、原稿が同日東部時間午前8時30分に公開されることが明らかになっている。ただ、議会証言での注目は議員からの質問で、資産購入縮小へのタイミングとサイズとなる。現在の市場のコンセンサスは9月のもよう。

週末12日にはフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が「9月に縮小、年末に終了すべき」「債券&MBS購入を同時に縮小開始しても問題ない」との見解を示していたが、同氏は投票権を持たない。また、サンフランシスコ連銀のウィリアムス総裁も「労働市場の改善を示すデータは心強い」と発言しているが、同氏も投票権を持たない。

なお、16日(東部時間14時15分)は投票権を持つメンバーでは非常に稀なホーキッシュのカンザス・シティ地区連銀のジョージ総裁が経済動向と農業について公演する予定。《KO》

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