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中国の「影の銀行」に群がるヘッジファンド、弱い銀行にショート(訂正)
記事提供元:フィスコ
*09:32JST 中国の「影の銀行」に群がるヘッジファンド、弱い銀行にショート(訂正)
一部引用先を修正します。
中国では「影の銀行(シャドーバンキング)」が大きな社会問題となっています。銀行監視当局の推計では、その規模は8兆2000億人民元(約132兆円)とされていますが、この見通しが楽観的との批判も。ドイツ銀行は21兆人民元に上ると見込んでおり、これは中国の国内総生産(GDP)の約40%に相当します。
影の銀行の主役は、高利回りの資産運用商品である「理財商品」。預金金利をはるかに上回る高いリターンが人気の背景ですが、資金の投資先については顧客に十分な説明がなされていないようです。
英フィナンシャル・タイムス(電子版、11日付)によると、理財商品の中には利回り12%を約束する一方、投資事業への説明が一言も付されていないものもあるそうです。中国の投資家が利回りのみに目をつけて投資する背景には、「すべて政府がバックに付いている。共産党が政権にある限り、理財商品であれ安全だ」との認識があるもよう。
さて、ここに目を付けたのがヘッジファンド。米国のサブプライム問題での教訓を活かし、香港市場に上場する経営力の弱い銀行にショート(売り持ち)を仕掛けていると伝わっています。
中国当局は今月、銀行に理財商品の情報を当局に登録するよう銀行に義務付けました。ただ、政府も完全には影の銀行の実態を把握できておらず、対応が後手に回った感触も否めません。中国金融市場でシステミックリスクが発生すれば、基盤の弱い銀行は窮地に立たされます。ヘッジファンドはこういうシナリオを描いているようです。
(フィスコ・リサーチ・レポーター)《RS》
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