注目銘柄ダイジェスト(前場):大和ハウス、東京電力、ケネディクスなど

2013年7月8日 11:33

印刷

記事提供元:フィスコ


*11:33JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):大和ハウス、東京電力、ケネディクスなど

大和ハウス<1925>:1807円(前週末比-158円)
急落。公募増資や自己株式の売却などで、最大1378億円を調達すると発表している。37年ぶりのファイナンスとなり、調達資金は物流施設や高層賃貸マンションの用地・建物の取得などに充てる計画。自己株式を除いたベースでの発行済み株式数は最大で14%程度増加する見込みであり、希薄化や需給懸念が先行する展開に。また、UBSでは積水ハウス<1928>とともに投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、来期以降の収益に不透明感として、住宅セクターに対しては慎重な見方と。

東京電力<9501>:645円(同+43円)
続伸。原発の新規制基準施行に伴い、電力4社が原発の再稼働を申請すると伝わっている。同社に関しては地元との調整が難航、申請は先送りとなるが、全般的に原発再稼働に向けた流れが強まっていることを好材料視する動きが先行。個人の投資マインド改善が続いていることなども支援材料に。

ケネディクス<4321>:580円(同+44円)
大幅高。先週も30%近い上昇率となったが、上値追いの動きは依然として継続する格好に。アイフル<8515>や東京電力<9501>などと同様に、短期資金の値幅取りの動きが優勢となっている。東京五輪招致に対する期待感の高まりが地価上昇や不動産流動化の拡大などを連想させる形になっているほか、日銀金融政策決定会合の開催を控えてREITの購入枠拡大なども思惑視。さらに、先週末のトーセイ<8923>の業績上方修正なども刺激材料。

トーセイ<8923>:945円(同+62円)
急伸。同社は先週末に上半期の決算を発表している。営業利益は27.5億円で前年同期比3倍となり、従来予想の22.9億円を上回る着地に。通期予想は従来予想の32.8億円から38.1億円に上方修正している。分譲マンションで計画を上回る高い利益率が確保できたもよう。個人投資家の投資マインド改善が進む中、中小型不動産株には値幅取り狙いの資金が向かいやすくもなっている。

日揮<1963>:3690円(同+115円)
買い先行。ゴールドマン・サックス(GS)ではプラント・エンジニアリング2社のカバレッジを開始、同社、千代田化工建設<6366>ともに買い推奨としているが、とりわけ、同社に関してはコンビクション・リストに採用としている。目標株価は4350円と設定へ。LNGを筆頭とした相対的に採算が高い案件の寄与度が今後高まっていくため、2ケタ台の粗利率やEBITDAマージンを今後も保てると予想している。フローティングLNG案件、インフラ案件、投融資など中長期的な材料も豊富と評価。

ダイエー<8263>:329円(同+19円)
買い先行。同社は先週末に第1四半期の決算を発表している。営業損益は15億円の赤字、前年同期比7億円の損益悪化となっている。既存店売上高が減収となったこと、粗利益率が低下したことなどが業績伸び悩みの背景に。ただ、6月に入って既存店売上高はプラスに転換のもよう。つれて、営業利益も会社計画線近くにまで挽回のようだ。今後の業績回復期待を反映する動きに。

ワキタ<8125>:1036円(同+51円)
買い優勢。同社は先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は23.4億円で前年同期比46.3%増益、上半期計画33億円、同17.3%増益に対する進捗率は7割強に達しており、業績上振れ期待の高まりにつながっている。公共事業を中心とした建設投資の増加によって、主力の建機需要が拡大する状況となっている。

JIN<3046>:5100円(同-10円)
売り先行。6月既存店売上高が前年同月比6.1%増に留まったことが嫌気されている。5月は同33.7%増であったため、伸び率の鈍化がネガティブ材料視される格好に。ただし、昨年6月は「JINS PC」の立ち上がりによって前年同月比70.4%増となっており、ハードルの高かった前年実績を上回ったことを前向きに評価する見方も。

シード<7743>:875円(同+37円)
買い先行。中国や東南アジアでの販売拡大を見込み、100億円を投じて埼玉県の主力工場の生産能力を1.5倍に増強すると報じられたことが材料視されている。2015年度末までに鴻巣工場の生産能力を月2000万枚から3000万枚に増やすようだ。国内向けに加えて、アジア市場の本格開拓に乗り出すため増産投資を決めたと伝わっており、アジアでの販売拡大に期待感が高まっている。

3Dマトリック<7777>:4870円(同-230円)
売り先行。新株式発行、売り出しの実施を発表したことが嫌気されている。最大で約22億6500万円を調達する見込みで、希薄化や需給悪化に対する懸念が先行へ。調達資金については、研究開発資金、主に各パイプラインの海外における臨床試験実施、借入金の返済などに充当する予定としている。

アイエムアイ<7503>:ストップ高買い気配
ストップ高買い気配。MBOに向けて、TOBを実施すると発表している。買い付け価格は1株2620円となり、同水準にサヤ寄せの動きへ。足元の急激な円安傾向が仕入条件に大きな影響を及ぼす中で、一般株主を抜本的な事業再構築によって生じる多大なリスクに晒すことを回避し、投下資本の回収機会を提供することが可能となると。なお、買い付け期間は8月19日までとなり、MBO成立後は上場廃止となる。

オイシックス<3182>:4650円(同+565円)
大幅続伸。同社やオークファン<3674>、オルトプラス<3672>など、直近IPO銘柄に見直しの動きが継続している。今週は10日に夢展望<3185>、フォトクリエイト<6075>がそれぞれマザーズ市場に上場する予定となっており、それぞれネット関連のIPOとして人気が高まることが予想され、直近IPO銘柄にも関心が高まりやすい状況に。《KO》

関連記事