買い一巡後のこう着は想定内、相当堅調な展開に映る/ランチタイムコメント

2013年7月5日 11:48

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記事提供元:フィスコ


*11:48JST 買い一巡後のこう着は想定内、相当堅調な展開に映る
 日経平均は大幅に反発。175.46円高の14194.39円(出来高概算14億2000万株)で前場の取引を終えた。欧州市場の上昇が安心感につながった。欧州では、イングランド銀行(英中銀)や欧州中央銀行(ECB)が緩和政策の継続を示したことが材料視され、大幅に反発。また、ポルトガル国債の利回りが低下したことも欧州市場の上昇につながったようである。為替市場では円相場が再び1ドル100円台に乗せてきており、輸出関連などを中心に幅広いセクターが買い先行となった。
 ただ、休場明けの米国では雇用統計の発表が控えていることもあり、買い一巡後はこう着感が強まっている。日経平均は一時14200円を回復する局面をみせているが、日中値幅は70円程度にとどまっている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、鉱業、証券、ガラス土石、電気機器、繊維、その他製品、機械などが堅調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めている。
 日経平均はギャップ・アップで始まった後はこう着感の強い展開が続いている。もっとも、買い一巡後のこう着は想定内であり、寄付き水準を上回っている状況からは、相当堅調な展開に映る。大引けにかけては米雇用統計の結果を見極めたいとのポジション調整の動きが意識されるが、全体としては強含みの相場展開が続くとみておきたい。
 また、材料系の銘柄が堅調である。個人主体の物色が活発であり、先高期待が高まる状況であろう。資金回転は速いと考えられるが、政策をテーマとした銘柄のほか、相対的に出遅れている銘柄を見直す動きに広がりが見られてきている。(村瀬智一)《FA》

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