【編集長の視点】ツルハHDは反発、連続最高純益更新は市場コンセンサスより強く逆行高が続出

2013年7月5日 10:09

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ツルハホールディングス <3391> は、70円高の9590円と反発し、4月10日につけた年初来高値9840円を再び視界に捉えている。同社株は、今年6月18日に5月期決算を発表、前期に続き今期純利益も、連続過去最高更新を予想したが、市場コンセンサスを下回るとして8220円安値まで下ぶれたが、同安値から連続最高純益更新を見直し、割安株買いが再燃し7月3日の高値9590円まで1400円高と逆行高した。

  ツルハHDの今期純利益は、今期の新規出店を90店舗(前期87店舗)と積極継続、137億2800万円(前期2%増)と連続過去最高更新を予想したが、市場コンセンサスを約5億円下回った。株価は、前期業績の上方修正に続く第3四半期の好決算で年初来高値をつけ、全般相場の急落が波及して7370円まで調整、決算発表前には業績期待を高め低PER修正で8730円までリバウンドしていた。

  連続最高純利益と市場コンセンサスのギャップで、株価が波乱展開した例は、同社株のみに止まらない。6月17日に今2月期第1四半期決算を発表したあさひ <3333> 、6月27日に4月期決算を発表したクスリのアオキ <3398> も、同様のケースとなった。このなかで、クスリのアオキは、連続過去最高の今期純利益29億5200万円(前期比2%増)が、市場コンセンサスを8億円超下回るとして6310円安値まで300円安したが、同安値からすでに1000円高と逆行高した。きょう5日は、10円高の7400円と5日続伸して寄り付いたあと、利益確定売りで170円安と下げもみ合っている。

  3月期決算会社の第1四半期業績の発表は、参議院選挙後の7月下旬以降に本格化する。仮に、参議院選挙で自民・公明両党の与党で議席の過半数を獲得、「衆参ねじれ現象」が解消する結果となった場合には、証券アナリストの業績観測が「アベノミクス」加速期待で強気に傾き上方修正、期初予想を据え置く会社予想とのギャップが拡大して、株価が、市場コンセンサスを下回るとして下落するケースも想定される。ただ、この場合に突っ込んだ安値は、ツルハHD、クスリのアオキの例からみても逆張り妙味を示唆することにもなることを忘れないことが肝心のようである。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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