欧米為替見通し:ドラギ欧州中銀総裁とカーニー英中銀総裁

2013年7月4日 17:28

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記事提供元:フィスコ


*17:28JST 欧米為替見通し:ドラギ欧州中銀総裁とカーニー英中銀総裁

本日4日の欧米市場のドル・円は、5日に発表される米国6月の雇用統計を控えて、欧州と英国の金融政策、ポルトガルとエジプト情勢を見極める展開となる。

ポルトガル情勢では、カバコシルバ・ポルトガル大統領とコエリョ・ポルトガル首相が会談することが予定されており、最悪の場合は、連立政権の崩壊、選挙の可能性に警戒する展開となる。

英中央銀行金融政策委員会では、カーニー英中銀総裁による国内総生産(GDP)を目標とした量的緩和が導入されるのか、それとも、時間軸政策による様子見となるのかを見極める展開となる。

欧州中央銀行定例理事会では、ギリシャとポルトガルの連立政権の弱体化、政局の混迷懸念、金融危機の再燃懸念を受けて、ドラギ欧州中銀総裁が「ユーロを救うためには何でもする」政策を打ち出すのか否かを見極める展開となる。

今後の展開は、明日発表される米国6月の雇用統計次第だが、ヘッド・アンド・ショルダー(左肩99円95銭-頭103円74銭-右肩100円台)の可能性が払拭されないことで、欧州債務危機や中東の地政学的リスク回避の円買い懸念により、雇用統計がネガティブ・サプライズだった場合の90円処までの反落の可能性に警戒することになる。ポジティブ・サプライズだった場合は、30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラムの縮小が予想されることで、103円74銭を上回る可能性が高まる。

【今日の欧米市場の予定】

20:00 英国中央銀行が金融政策発表(政策金利と金融政策は現状維持の予想)
20:45 欧州中央銀行(ECB)金融政策発表(政策金利は0.50%で現状維持の公算)
21:30 ドラギ総裁が記者会見予定

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