【経営者の言葉】サンコーテクノ・洞下英人社長

2013年7月3日 17:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

サンコーテクノ<3435>(JQS・売買単位100株)は、東京オリンピックが開催され東海道新幹線が開業した昭和39年(1964年)の設立から50年目を迎えている。

サンコーテクノ<3435>(JQS・売買単位100株)は、東京オリンピックが開催され東海道新幹線が開業した昭和39年(1964年)の設立から50年目を迎えている。[写真拡大]

■ものづくりの基板を強化し平成28年に営業利益10億円突破の11億円目指す

 サンコーテクノ<3435>(JQS・売買単位100株)は、東京オリンピックが開催され東海道新幹線が開業した昭和39年(1964年)の設立から50年目を迎えている。老朽化が目立ち始めた建設構造物の維持・保全・補修に貢献する企業として注目され、マーケットで同社の株価に対する人気は群を抜いて高い。

 前期(2013年3月期)は9.1%増収、営業利益48.7%増益と好調で配当は5円増配の年40円とした。さらに、今期は5.9%増収、営業利益3.8%増益と続伸見通しで、配当は50周年記念10円をつけ合計年50円とする予定である。

 洞下英人社長は、「主力製品の金属系・接着系アンカーや電動油圧工具の販売が好調なほか建物の外壁補修関連やFRPシート関連製品の受注、さらに太陽光関連製品の引合いも順調です。とくに、リーマンショック以降、厳しい経営環境が続きましたが、人財改革・組織改革・システム改革という3つの改革を積極的に推進してきた効果が現れはじめています」、と業績好調の背景を語っている。

 今後の展開について、「事業をグローバル展開するなかで日本でのものづくり、海外でのものづくりの特性を活かすことが求められています。日本では高付加価値の製品を製造する一方で、タイで工場では大量生産を行い、海外ネットワークを強化しながら販売を推進します。グローバルな競争では、価格競争ではなく新たな市場を切り開いていくことが重要で、そのための高付加価値製品の研究開発や製造を日本国内で積極的に進めます。さらに磐石な体制を築くために中期戦略を一部改定し、(1)ものつくりの基盤強化、(2)トータルシステムの推進、(3)資産の有効活用で、有形・無形資産を積極的に活用し無駄を省きながらより効率的体制を整えます」と、ものづくりに意欲をみせている。

 中期経営計画では、「平成28年3月期に売上180億円(前期151億1200万円)、営業利益11億円(同8億6700万円)を目標に掲げています」と見通しは明るい。

 今期予想1株利益は259.5円の見通し。中期経営計画最終時点ではさらに1株利益アップが期待さる。株価は年初来高値が3290円(5月)、安値1881円(1月)で、現在は高値と安値の「中間値」(2585円)を上回って推移している。PERは10倍を下回り割安といえる。

http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3435.Q&d=6m

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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