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【ジャーナリスト&アナリスト水田雅展の視点】イーブックイニシアティブジャパン急伸、6月14日以来の2000円回復、今期好業績見通しに再評価の余地
電子書籍配信のイーブックイニシアティブジャパン <3658> (東マ)の1日(月)株価は290円高の2050円と急伸、6月14日以来の2000円台を回復している。今期(14年1月期)好業績見通しに再評価の余地がある。
電子書籍サービスの「eBookJapan」を運営し、漫画コミックの品揃えに強みを持っている。今期業績(非連結)見通しについては、売上高が前期比31.8%増の40億13百万円、営業利益が同5.8%増の4億71百万円、経常利益が同5.6%増の4億71百万円、純利益が同13.9%増の2億85百万円としている。版権使用料率の高い出版社の構成比上昇に伴う粗利益率低下、新規顧客獲得のための広告宣伝費増加、サービス拡充のための人員増加などが利益圧迫要因だが、配信冊数増加などで増収増益の見込みだ。
第1四半期(2月~4月)は前年同期比38.4%増収、同17.9%営業増益、同18.0%経常増益、同26.7%最終増益と好調だった。通期予想に対する進捗率は、売上高が21.5%、営業利益が21.7%、経常利益が21.7%、純利益が21.4%だった。競争激化などで新規登録会員数が減少傾向の模様だが、期中の配信冊数増加などの効果を考慮すれば概ね順調な水準だろう。
総合電子書店NO.1を目指して、スマートフォン・タブレットへの対応、漫画以外の文字ものの取扱拡大、新刊同時発売、新旧小説の許諾獲得のスピードアップ、使いやすさ向上なども推進している。中期的に収益拡大が期待されるだろう。
年初来高値は5月13日の4145円でそこから6月27日の1354円まで大幅続落したものの、ここに来て急反発に転じている。
指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS69円35銭で算出)は28倍近辺、実績PBR(前期実績のBPS261円26銭で算出)は6倍近辺である。成長分野の電子書籍を手がかりにもう一段の戻りは見込めるだろう。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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