概況からBRICsを知ろう~インド市場は大幅続伸、マドを空けて高く寄り付いた後も上げ幅を拡げる展開

2013年7月1日 10:32

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記事提供元:フィスコ


*10:32JST 概況からBRICsを知ろう~インド市場は大幅続伸、マドを空けて高く寄り付いた後も上げ幅を拡げる展開
【ブラジル】ボベスパ指数 47457.13 -0.32%
先週末6月28日のブラジル市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比152.33ポイント安(-0.32%)の47457.13で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは37、値下がり34と売り買いきっ抗。セクター別ではヘルスケアや公益、通信などが上昇。半面、石油・ガス、消費者サービス、資本財などは売られた。四半期ベースでの騰落率は15.8%の下落、年初からの下落率は22.1%に達している。

終日にわたり前日終値をやや下回る水準でもみ合った。外国為替市場で通貨レアルが対米ドルで大きく下落し、輸入インフレの拡大が追加利上げ観測を強めたもようだ。ルセフ大統領は24日、拡大するデモ参加者に対し、公共交通の質改善に500億レアル(約2兆2300億円)を投じる方針を表明。為替市場ではこれが財政赤字を悪化させるとの懸念につながり、28日の米ドル・レアル相場は一時、前日比1.60%高の2.2340レアルまで上伸する場面があった。株式市場では小売りや住宅など、利上げで打撃を受けやすい金利敏感株を中心に売りが広がった。

【ロシア】MICEX指数 1330.46 +1.31%
6月28日のロシア市場は反発。主要指標のMICEX指数は前日比17.23ポイント高(+1.31%)の1330.46で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり35、値下がり15と買いが優勢。週間での騰落率は2.4%上昇となったが、四半期ベースでは7.5%安、年初来では9.8%の下落にとどまる。

中盤に値を崩す場面もあったが、引けにかけてあらためて上昇。米国景気の回復期待を受け、ロシア時間の原油相場が上昇したことが好材料となった。また、ロシア株式相場の割安感にも注目が集まっており、これまで売られすぎた銘柄を中心に買い戻しが加速。金属のメケル(MTRL)はこの日2.20%急伸したが、同社の株価は今年に入ってから52%の下落率を記録していた。また、減配方針の発表で前日に2%以上の急落となった天然ガス大手ガスプロム(GAZP)にも押し目買いが入り、相場全体の上昇をけん引した。

【インド】SENSEX指数 19395.81 +2.75%
6月28日のインドSENSEX指数は大幅続伸。マドを空けて高く寄り付いた後も上げ幅を拡げる展開。米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を受け、同国での量的緩和が早期に巻き戻されるとの懸念がいったん遠のいた。また、天然ガスの国内価格が引き上げられるとの決定も、エネルギー関連株の急伸を招いた。経済問題を話し合う閣僚委員会は前日27日、来年4月から天然ガスの国内販売価格を現状の100万英熱単位(mBtu)当たり4.2米ドルから8.4米ドルに倍化させることを承認した。

【中国本土】上海総合指数 1979.21 +1.50%
6月28日の上海総合指数は8営業日ぶり反発。後場に小安くなる場面もあったが、終盤に再びプラス圏を回復した。中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁が金融政策を適時に微調整すると発言したことが支援材料。また、深セン前海地区における「現代サービス業の総合発展計画」が正式に承認されたことや、不動産デベロッパーの融資規制が緩和されるとの報道も追い風となった。ただ、流動性ひっ迫や景気減速への警戒感が上値を抑える要因となった。《FA》

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