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ルネサス、LTEモデム事業から撤退 今年12月末に事業停止へ
ルネサスエレクトロニクスとその100%子会社であるルネサスモバイル(RMC)は今年3月以降、ルネサスモバイルのモバイル事業の方向性見直しに関する検討を行ってきたが、27日、第四世代ワイヤレスモデム(LTEモデム)事業から撤退することを決定したと発表した。
ルネサスは2010年11月にフィンランドのノキア・コーポレーションからモデム技術開発部門を買収し、ルネサスモバイル・ヨーロッパ社(RME)、ルネサスモバイル・インド社(RMI)およびルネサスモバイル北京社(RMCH)として改組・改称するとともに、その親会社としてRMCを設立し、RME、RMIおよびRMCH(以下、総称してRMEグループ)が開発するLTEモデム技術の製品化に取り組んできた。しかし、想定を上回る厳しい市場環境に鑑み、ルネサスグループとして中核事業への経営資源の集中をさらに進めるべく、今回、RMEグループが営むLTEモデム技術に関する新規開発および拡販を停止し、同事業から撤退する方針を決定した。
なお、第四世代以前の旧世代モデム関連製品および顧客に量産納入中の製品については供給を継続する。また、RMCが営む自動車向け情報システム事業および産業機器向け事業については、今後さらに中核事業としてその運営に注力していく予定。
今後RMEグループは2013年12月末に事業停止する予定。同グループ3社の従業員数はそれぞれ、RMEが約1,100人、RMIが約300人、RMCHが約30人(2013年3月末時点)。売上高はRMEグループ連結ベースで178億3700万円。
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