NY金:続落で1275.1ドル、戻りの鈍い動きが続く

2013年6月26日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY金:続落で1275.1ドル、戻りの鈍い動きが続く

NY金は続落(COMEX金8月限終値:1275.1 ↓2.0)。前週末につけた直近安値1268.7ドルから戻りの鈍い動きが続いており、通常取引開始後には1270.7ドルまで下落している。

今週は週初24日を皮切りに連銀幹部による講演が多く予定されている。投票権を持たないミネソタ連銀のコチャラコタ総裁は「連銀は、効果的な市場との会話の方法を依然学んでいる最中」、「資産購入の行方はデータによる」と発言。先週末21日は、投票権を持つセントルイス地区のブラード総裁が「インフレのターゲット2%維持に努めるべき」、「連銀の資産購入への行方はタイミングではなく、政策を重視すべき」との見解を示していた。バーナンキ議長発言後の市場反応を受けて、連銀幹部は予想よりも市場はホーキッシュに捉えたと見ているとも捉えられる。モルガン・スタンレーは「連銀はマーケットの沈静化を図っているように見えるが、我々は現在のトレンドが続くと予想する」としている。《KO》

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