【引け後のリリース】三菱重工業と日立製作所が火力発電システム事業を統合

2013年6月12日 06:30

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■すでに製鉄機械や海外の都市交通システムなどで接点

  三菱重工業 <7011> と日立製作所 <6501> は11日の大引け後、2012年11月29日付で公表した両社の火力発電システム分野の事業統合に関する基本合意について、その基本合意書を締結したと発表した。事業統合の効力発生日を2014年1月1日(予定)とし、両社の火力発電システム事業を会社分割その他の方法により、三菱重工65%、日立35%を出資する統合会社に承継させる。

  発表によると、両社は意外に接点があり、これまでも、製鉄機械分野における提携、その後の合弁会社設立、海外向け都市交通システム事業における協業や水力発電システム事業統合、さらには東京電力株式会社福島第一原子力発電所に対する共同支援など、さまざまな分野において、その技術力とノウハウを生かしたパートナーシップを構築してきた。

  こうしたパートナーシップの蓄積を踏まえ、世界的に旺盛な火力発電システムの需要に、高い技術力と品質、信頼性で応え、激化するグローバル競争を勝ち抜くために、両社は本事業統合に合意した。ともに幅広い製品ラインナップを保有。例えば、ガスタービンについては、近年、三菱重工が高効率の大型機種に注力する一方、日立は中小型機種を主力としている。

  また、地域的には、三菱重工が東南アジアや中東などで強みを持つ一方、日立は欧州やアフリカなどの市場で強みを発揮するなど、相互の強みを生かす。今後、火力発電プラント全体にわたりトータルソリューションを提供できる両社の強みを生かし、顧客ニーズへの対応やサービスをさらに強化していく。

  三菱重工業の株価は5月23日に765円の高値をつけ、その後の安値は11日の朝方の540円。終値は544円(5円安)だった。チャート観測では75日移動平均を割ったまま下げ止まり感がないものの、2月から3月にかけてもみ合った水準に近づいてきており、この530円前後から550円前後の水準で下げ止まる可能性が強い。

  日立製作所の株価は5月20日に801円の高値をつけ、その後の安値は6月7日の611円。11日の終値は658円(12円安)だった。こちらは75日移動平均を割らずに持ち直したため、当面の下値に届いた安心感がある。リバウンドに転じれば700円台回復が見込めそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ミルボン株価は高値からの下落率18%と日経平均並み(2013/06/07)
【株式評論家の視点】CIJ:マイナンバー法案で人気浮上へ、26週線接近で底値感(2013/06/07)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事