【株式評論家の視点】シーボンは好実態見直しの流れを待つ、指標も割安さが顕著

2013年6月11日 09:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  シーボン <4926> は6月7日の安値以後、引き戻しのストライドを伸ばし始めており、今後、出直り相場を鮮明にしていく方向が予想される。今2014年3月期は売上げ147億3200万円と前期比4.1%増が見込まれ、営業利益も11億3500万円と、同29.5%の大幅増益が想定されている。

  5月8日に2430円の高値を示現したが、これは5月9日の好業績発表を先取りしたもの。その反動で、決算発表後は、材料出尽くしの空気が強まっている。ただ、好業績については十分に織り込んだとは言い難く、再度見直しの流れが巻き起こるものと思われる。

  同社はスキンケア製品を中心とする化粧品及び医薬部外品を自社工場で製造して、直営専門店(シーボンフェイシャリストサロン)を通じて販売する、製販一体の化粧品会社。会員制度を導入し、顧客に対して化粧品購入後も正しい使用方法を促すためのアフターサービスまで一貫して手がける。このアフターサービスの提供は、同社独自の付加価値である。美容のプロである「フェイシャリスト」が顧客をサポートしていくもので、携帯電話のメール機能を利用した「メールアンケート」などで顧客のリアルタイムな声を反映している。

  2015年3月期を最終年度とする中期経営計画を推進中だが、その骨格は顧客数の拡大を目指す点。東日本大震災当時に宣伝などを控えたため、新規の顧客数が減少していたが、宣伝などを復活させたことなどにより、今3月期の新規来店者数は、前3月期の7万1000人から、7万4000人に増加する見込み。新規顧客の増加は、継続顧客の増加となり、それがアフターサービスの売り上げ増という循環になるだけに、来期以降の見通しも明るい。そうした成長性を勘案すれば、PERの11.8倍は割安感が強いし、配当利回りの4.1%という高さも、見直されていく要素である。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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