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NY金:反落で1383.0ドル、1423.3ドルをつけた後は上値の重い動き
記事提供元:フィスコ
*08:00JST NY金:反落で1383.0ドル、1423.3ドルをつけた後は上値の重い動き
金は反落(COMEX金8月限終値:1383.0 ↓32.8)。金は6日午後に1423.3ドルまで上昇したが、レジスタンスのある1423ドルでは買いの動きが加速することはなかった。むしろ、上値の重い動きを受けて7日は5月雇用統計発表後に1380.6ドルまで売りが入った。
7日朝方に発表された5月の雇用統計に関しては非農業部門雇用者数が17.5万人となり、市場予想を上回った一方で、失業率は7.6%と予想や前月の7.5%を上回っている。5月22日にバーナンキFRB議長は景気見通しに関しての証言で「今後数回の会合の間で資産購入縮小発表することが考えられる」との見方を明らかにしており、市場では20万人以上の増加の持続が必要との見方が強い。
雇用統計発表にゴールドマン・サックスのハツィアス氏がCNBCにて資産購入縮小のタイミングに関し「9月はあり得るが、12月の可能性の方が高い」と発言している。同氏は週初にブルームバーグTVのインタビューにおいて「2%の経済成長の持続とインフレが連銀の目標(コアで1.5-1.6%)を大きく下回る間は、12月まで縮小はないだろう。一方で、非農業部門雇用者数が20万人を超える状態が続きコアインフレが加速すれば早期の縮小が見込める」と発言していた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏も「今年中に連銀が債券購入縮小する可能性が高いことに変わりない」と大きくスタンスを変えていない。
《KO》
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