「ダラス・フィッシャー連銀総裁の挑戦、に関する考察」

2013年6月6日 16:15

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記事提供元:フィスコ


*16:15JST 「ダラス・フィッシャー連銀総裁の挑戦、に関する考察」
ダラス・フィッシャー連銀総裁は、まさにフィッシャー節とでも言うくらいのタカ派的コメントをこの日も発していた。5日に発表された地区連銀景況報告(ベージュブック)でも、住宅市況の好調さは示されており、同氏がもともとタカ派であったとしても、今回の発言、つまり「米住宅市場はまだバブルの様相は呈していないものの大きく調整したため、米連邦準備理事会(FRB)による債券買い入れの拡大ペースが減速する可能性がある」との発言は、当たらずとも遠からずといえるのである。

ただ、こうした発言の重さをどこまで同氏は理解しているかは不明だ。このようなタカ派的発言が、住宅市況をオーバーキルをしてしまう可能性があるのである。実際、つい先日も、住宅関連の会社が上場を延期することとなってしまった。

バブルではないしても、住宅市況に口先介入するということが、消極的ながらもバブル退治となってしまうのである。今の米国の経済情勢で、住宅市況に杭を打ち込むことの意味、それを果たして、どこまで、フィッシャー総裁は理解しているだろうか。

《FA》

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