【村山貢司の気象&経済歳時記】夏物商品本番!だが夏の初めと後半では違ってくる

2013年6月2日 15:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  前回、商品の売り上げと気象の関係についてコメントしたが、これは主に業界向けに気象変動のリスクを減らすためのものであった。株を買う立場で考えてみるとまったく同じことが言える。この夏が暑ければ、ビール関連やレジャー、夏物衣類、エアコンなどの売れ行きが好調になり、関連銘柄の株価が上昇することが期待できる。

  各業界の前年までの出荷量や利益と過去の気象データを分析することによって、どんな業界が最も気象(主に気温)の影響を受けているかを分析すればよいことになる。その時に注意することは、同じ夏物といっても影響する期間が異なる点である。

  例えば夏物家電の代表であるエアコンは、真夏の8月より6月から7月の気温が最も影響している。同様に夏物衣料も8月より7月の影響が大きいのである。一方、ビールを始めとした飲料関連は7月から8月であり、レジャー関連はどうしても学校が休みになる7月後半から8月の気象が影響している。分析する際には月別のデータ、あるいはさらに詳しく旬別のデータを用いるとよい。もう一つは関連する業界を探すことで、冷たい飲料が増加するということは、容器に使われるアルミの需要が増加し、大量の飲料を輸送する運輸業界も潤うことになる。

  現在の予報では、6月から気温が高くなる見込みで、7月から8月にかけても気温の高い状態が続くと考えられている。早い時期から気温が高くなると夏物全般の売れ行きが良くなるために国内の景気にとっては最も良いパターンになるであろう(気象予報士・経済評論家 村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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