【編集長の視点】第一商品は6期ぶり最高純益更新の超割安株買いが再燃し反発

2013年5月31日 10:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  第一商品 <8746> (JQS)は、10円高の570円と反発している。前日30日に日経平均株価が、737円安と再度、急落するなか、同社株も利益確定売りに押されたが、下値では今同社の3月期純利益が、V字回復し6期ぶりに過去最高更新を予想していることを見直し超割安修正買いが再燃している。

  株式市場が大きく波乱展開していることから、同社主力の金・白金などの貴金属先物取引への「安全資産」へのシフトが強まり、同社の手数料が増加するとの期待も買い手掛かりとなっている。前日30日の米国市場で、米国経済の先行きの不透明感の高まりから、金先物が、20.70ドル高の1トロイオンス=1412.00ドルと続伸したこともフォローしている。

  同社の前期業績は、今年5月に下方修正され、純利益は、6億3900万円(前々期比30%減)と減益転換した。ただ、同社の前期第3四半期(3Q)以降の業績は、東京工業品取引所の金先物価格が、今年2月7日に上場来高値5081円をつけるなど人気化し、売買高も活況となり、同社の3Q以降の売買高は、前年同期比53.9%増の56万4000枚となり、営業収益も同68.4%増の52億1200万円と伸びたが、第2四半期以前の序盤の苦戦が影響して下方修正につながった。

  今3月期業績は、この前期3Q以降の実績をベースに金市場に経営資源を集中、テレビCMなどのメディアを積極的に活用して啓蒙活動を進めることで急回復を予想、純利益は、21億4800万円(前期比3.3倍)とV字回復し、2008年3月期の過去最高(14億1800万円)を大幅更新する。

  日経平均株価が、5月23日に1143円安と暴落して以来、株式市場の乱高下が続いていることから、金先物へのシフトが予想されることも、業績の一段の上ぶれ材料として注目される。

  株価は、今期業績のV字回復予想を評価してストップ高を交えて年初来高値693円目前の657円まで急伸し、全般市場の波乱展開とともにほぼ往って来いの調整をした。仕切り直してPER4倍台、PBR0.9倍、配当利回り3.5%の超割安修正で年初来高値奪回から2011年7月高値747円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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