【編集長の視点】ムーンバットは小反発、長梅雨観測で関連株買いも長期戦様相?!

2013年5月31日 10:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ムーンバット <8115> (大2)は、1円高の199円と小反発し堅調スタートとなっている。5月29日午前中に気象庁が、関東甲信地方も統計を取り始めて以来、3番目の速さで梅雨入りしたと発表、同社株に関連の定番株買いが入って2月22日につけた年初来高値215円に肉薄する急伸を演じ、前日は反落したが、梅雨明けは例年通りと観測され、長梅雨観測が強まっていることから下値には買い物が入り、関連株相場は、長期戦様相を強めている。

  梅雨入りは、九州・四国地方が27日、近畿・東海地方が28日と発表され、関東甲信地方を含めていずれも例年より10日~11日早い梅雨入りとなった。梅雨明けは例年通りとみられ、沖縄が6月23日、九州南部は7月14日、九州北部から関東にかけては7月20日前後となるために長梅雨になるもようである。

  梅雨入り関連株は、きょう31日には早くも梅雨の中休みとなっているが、6月になると梅雨前線が広い範囲で活発になり東日本や西日本で多雨になると観測されていることから、同社株のほか集中豪雨などのスポット予報を発信する気象情報会社のウェザーニューズ <4825> が、33円高の2177円と3日ぶりに反発し、河川の氾濫・堤防決壊に際しての土のうなど関連資材の特需思惑の強い前田工繊 <7821> も、30円高の3870円と反発している。

  ムーンバットは、洋傘業界トップの位置にあり、天候次第で雨傘需要の変動を受けるが、このところUV(紫外線)カットのパラソル兼用の洋傘も開発、梅雨時の需要と猛暑時の日傘需要のいずれにも備える全天候型の商品展開を進めている。前3月期業績は、雨傘・レイングッズ市場が、春夏シーズンの好調推移からその後は降雨量減少で低調となったものの、猛暑によるパラソル需要でカバーし、中国生産の人件費アップ、原材料の高騰、円高修正による輸入コスト上昇などを生産方式見直しや為替差益の増加などで吸収して、連続減収ながら連続増益をキープした。今期業績は、個人消費を取り巻く環境は依然として不透明として減益転換と慎重に予想、純利益は、6億6000万円(前期比18%減)としている。

  株価は、前期第3四半期業績が減益転換したものの、通期業績対比で高利益進捗率を示したことを評価して年初来高値215円をつけ、今期業績の減益転換予想で200円台を割り、全般相場急落とともに177円安値まで売られた。PERは7倍台、PBRは0.6倍と下げ過ぎを示唆しており、高値奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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