【編集長の視点】シグマ光機は配当落ち安値から業績期待を高めて大出直り展開へ

2013年5月31日 09:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 シグマ光機<7713>(JQS)は、2013年5月期期末配当30円の権利取りが加わり年初来高値928円まで買い進まれ、全般相場が急落するなか配当権利を落とし下値を固めているが、権利落ち後安値を確認次第、業績期待を高めて大出直り展開が有力視される。前5月期業績は、大学や官庁の研究開発分野の予算執行遅れ、産業分野の投資抑制などが響いて期中に下方修正されたが、前期第3四半期以降は持ち直しており、今2014年5月期業績は、設備投資の回復やグローバル展開の一段の加速で増益転換が見込まれるためだ。「アベノミクス」の成長戦略による産業復興、設備投資促進策も、フォローしよう。

 同社の前期業績は、昨年12月に下方修正されたが、それでも期初予想の通りに第2四半期(2Q)までより、第3四半期(3Q)以降に売り上げ、利益が伸長するとみていた。携帯端末関連に牽引された一部の半導体業界、FPD業界では堅調な推移が続き、米国地域でもバイオ・メディカル・美容レーザ業界向けが堅調で、アジアの産業分野向けの需要を取り込むことなどを要因とした。実際に今年4月に開示した第3四半期業績では、昨年12月の政権交代以降、補正予算成立などで官公庁向けの研究開発分野で光学要素部品、光学ユニット製品などの需要に回復がみられ、民間向けの研究開発分野や産業分野でも、スマートフォン・タブレット端末関連の半導体・電子部品業界やモバイル用FPD業界、バイオ業界などで一部需要が堅調に推移した。同社は、「光ソリューションのリーディングカンパニー」として国内のほか世界3大マーケットの米国、中国、EUへのグローバル展開を強め、「世界ブランド」化を目指しており、2013年5月期予想純利益2億4000万円(前期比12%減)が、今2014年5月期に増益転換する期待が強まっており、7月初旬発表予定の5月期決算の動向が注目される。

 株価は、配当権利落ち安値水準でPBRは0.5倍と大きく割り負けている。大出直りに下値の逆張り余地を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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