【アナリストの眼】エスアールジータカミヤは100円超の急伸、改修工事、太陽関連好調で今期も増収増益

2013年5月30日 09:17

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 建設用仮設機材のエスアールジータカミヤ<2445>(東2)の29日株価は102円高の969円と値を飛ばし株式分割後の高値を大きく更新している。公共投資や太陽光発電の増加が追い風であり、好業績を評価して4ケタに乗せ、上値を追う展開が期待されるだろう。

 足場部材など建設用仮設機材のレンタル・販売を主力として、産業用・住宅用太陽電池設置架台や、大手住宅メーカーと共同開発した住宅用制振装置なども強化している。

 5月10日発表の前期(13年3月期)連結業績は、前々期比21.2%増収、同54.7%営業増益、同43.8%経常増益、同6.9%最終増益だった。純利益は負ののれん発生益一巡で小幅増益にとどまったが、震災復興関連や都市部のビル・マンションの改修工事関連で主力の仮設機材、メガソーラーや住宅用太陽光発電関連で子会社ホリーの太陽電池設置架台の需要が好調に推移した。一部製品の価格改定なども寄与して大幅営業増益だった。

 今期(14年3月期)見通しは売上高が前期比3.9%増の292億円、営業利益が同9.6%増の17億60百万円、経常利益が同6.2%増の16億50百万円、純利益が同7.8%増の8億70百万円としている。公共投資、ビル耐震化工事、太陽光発電パネル設置工事の増加が追い風となり、子会社エムジーアイの通期連結も寄与して好業績が期待されるだろう。会社予想は保守的な印象が強く上振れの可能性もあるだろう。配当予想は株式2分割を考慮すると実質的に前期と同額の年間10円(期末一括)とした。

 株価の動き(4月1日付で1株を2株に株式分割)を見ると、短期調整を挟みながら右肩上がりの展開が続いている。足元では市場全体が波乱の展開となった影響も小さく、5月29日には969円まで上値を伸ばし、5月22日の950円を上抜いて年初来高値を更新している。

 5月29日の終値901円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS40円58銭で算出)は22~23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間10円で算出)は1.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS324円08銭で算出)は2.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドを継続している。国土強靭化計画や太陽光発電などテーマ性は豊富であり、短期調整を挟みながら上値追いの展開が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】エフティコミュニケーションズ株価は「下ヒゲ」足で底値感、今期も大幅増益、株式分割へ(2013/05/29)
【アナリストの眼】ヒーハイスト精工は高値圏で堅調、14年3月期黒字転換、低PBR(2013/05/29)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事