【編集長の視点】ディジタルメディアプロフェッショナルは業績黒字化で下げ過ぎを訂正し安値水準から底上げへ

2013年5月29日 09:41

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東マ)は、全般相場が大きく急落した影響を受け25日移動平均線を突っ込み年初来安値626円目前まで調整したが、今3月期業績が、収支トントンと持ち直す実態面や、PBR0.6倍の投資採算面から下げ過ぎであり、逆張り余地を示唆している。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」の助成金交付が決定した今年3月にストップ高した急伸特性も、支援材料視されよう。

 同社の業績は、前期に減収赤字となったが、今年3月の再下方修正値を上ぶれ純利益は、1億1500万円の赤字(前々期は1億8800万円の黒字)にとどめた。続く今3月期業績は、売り上げ8億円(前期比11%増)と増収転換し、経常利益は収支トントン(前期は3600万円の赤字)、純利益も収支トントンの持ち直しを予想している。前期は、グラフィック関連の主力のIPコアライセンス事業で、複数の国内大手コンシューマー製品顧客へ新規ライセンス契約を締結するとともに、既存顧客との新製品分野でのライセンス契約も結んだが、新規ライセンス契約の一部に遅れが生じ、技術開発面では、次世代LSIの開発開始による開発費用の負担増も加わり赤字となったが、ただ赤字幅は、NEDOの助成金9900万円を計上し縮小した。これに対して今期業績は、既存のIPコアライセンス事業で新規ライセンスを獲得し既存顧客へのサポートを継続するとともに、「MAESTRO」やシステムIPなどの独自の差別化技術を組み込んだ高付加価値サービスを提供して増収転換・収支トントンを予想している。

 株価は、NEDO助成金交付決定でストップ高し、今年3月の前期業績再下方修正で年初来安値まで突っ込んだものの、即810円高値まで反発するなど急伸特性を誇っている。今回は、今期業績発表に全般市況の波乱が重なって年初来安値目前となっているが、この急伸特性を発揮してPBR0.6倍の下げ過ぎを訂正、リバウンド幅を拡大しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】アールシーコア株価は強い展開、契約棟数17.3%増と好調、利回り3%台(2013/05/27)
「突っ込み買い」できれば後半相場のタネ玉に、ここは『相場は相場に聞く』ところ=犬丸正寛の相場展望(2013/05/24)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事