【編集長の視点】ダルトンは25日移動平均線水準で底堅く、業績再下方修正織り込み下げ過ぎ訂正へ

2013年5月28日 08:22

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ダルトン<7432>(JQS)は、25日移動平均線水準で中段固めを続け、今年5月9日の今9月期業績の再下方修正を織り込んでいるが、PBRは0.6倍と割り負けており、下げ過ぎ訂正に再発進する展開も想定される。安倍内閣が、6月に取りまとめる「アベノミクス」の成長戦略で科学技術イノベーション推進体制強化を打ち出すとみられることも、同社主力製品の科学研究施設への関連株人気を高めよう。

 同社は、科学研究施設と粉体機械を経営の2本柱としており、科学研究施設では、実験台や理科施設の教育施設製品を展開、大学や官公庁に引き合いが低調に推移するなか、前期から取り組んできた積極的な原価削減効果で売上総利益率が大きく改善したことからセグメント利益は増益転換した。ただ、粉体機械は、民間設備投資が低調で大口案件が減少、設備投資計画の中止・延期など厳しい状況が続いてセグメント利益が大きく落ち込んだ。このため今期業績は、今年2月、5月と下方修正が続き、純利益は、同社子会社の不二パウダルの本社・工場移転、新工場建設に伴う移転損失1億7800万円も重なり4400万円(前々期比83%減)と続落を見込んでいる。

 ただ同社は、2010年4月にイトーキ<7972>(東1)と資本業務提携して以来、「第二の創業」として経営改革に取り組み新中期経営計画を策定、2015年度に売り上げ216億円、営業利益8億7000万円を目標数値としており、このうち科学研究施設の売り上げを150億円(前期実績119億円)と設定しているだけに、「アベノミクス」の成長戦略効果で前倒し達成も期待されることになる。

 株価は、今年2月の1回目の下方修正では141円、2回目の下方修正では165円とそれぞれ下ぶれたが、上昇転換した25日移動平均線水準で下値を確認してジリ高、業績下方修正は織り込み済みを示唆する株価推移となっている。低PBR修正の底上げ展開を強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】ジェイテックは立会外分売の流動性向上期待で分割権利落ち後の2点底から再発進(2013/05/27)
【株式評論家の視点】アイビー化粧品は配当利回り5%台乗せ、全体相場に先駆けて戻り狙う(2013/05/27)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事