混乱の状況からの収束を見極め/オープニングコメント

2013年5月27日 10:12

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記事提供元:フィスコ

[オープニングコメント]

08:00JST 混乱の状況からの収束を見極め

 今週は混乱の状況からの収束を見極めたいところである。ひとまず週末24日に日経平均は、14000円を割り込んだ後に切り返しをみせている。25日線レベルで長い下ひげを残す格好となり、調整一巡感を意識させるチャート形状。昨年11月以降、上昇する25日線に沿った相場展開が続いているほか、高値から2000円下げており、調整幅としては十分である。とりあえず14000円が心理的な支持線になりそうだが、わずか2日間でのスピード調整を意識させてくるようだと、反転期待は大きいだろう。

 今回の暴落については、個人投資家の関与が高まり、短期的に一方通行の取引が出やすかった面が強い。ファンダメンタルズに変化はなく、長期的な上昇基調についても変わらない。スタンスとしても昨年11月からの上昇相場のなかで、ようやく調整相場に入ったもよう。上昇第1波動が終了し、調整第2波動入りとの見方であり、今後の上昇第3波動に備えるなか、適度な株価の調整は、投資機会を探っていた投資家にとって絶好の買い場になる。

 もっとも、投資家は今回の歴代11位の下落幅を経験したことにより、リスクに対する警戒感が強まりやすい。そのため、投資家の参加姿勢はいったん慎重になるため、当然、指値状況が薄くなり、先物主導での仕掛け的な動きによって値幅が大きく出やすいだろう。また、しばらくはポジション調整的な処理も続くと考えられ、先物主導による売り仕掛けの動きには注意したいとこである。まずは、この混乱の状況からの収束を見極めたいところである。

 なお、24日のNY市場はダウ平均が8.60ドル高の15303.10、ナスダックが0.28ポイント安の3459.14。シカゴ日経225先物清算値は大証比305円安の14305円。ADRの日本株はトヨタ<7203>、三井住友<8316>、キヤノン<7751>、ブリヂストン<5108>、コマツ<6301>など、対東証比較(1ドル101.31円換算)で全般軟調だった。

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