【アナリストの眼】朝日ラバー株価は全般乱調になびかず堅調、好業績、低PBRで見直しへ

2013年5月24日 11:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  車載用ゴム製品が主力の朝日ラバー <5162> (JQS)の株価は全般相場の乱調にもなびかず290円台で堅調。注目したい。低PBRや今期(14年3月期)好業績見通しを支援材料として、上値を試す展開が期待されるだろう。

  自動車向けなどの工業用ゴム製品を主力として、スポーツ用ゴム製品や医療用ゴム製品にも事業展開している。シリコーンゴムをベースにした製品に強みを持ち、自動車内装用小型電球やLED照明のカラーキャップが主力製品である。

  5月14日発表の前期(13年3月期)連結業績は前々期比4.4%減収、同44.3%営業減益、同34.0%経常減益、同5.4%最終増益だった。車載用LED関連製品は米国向けを中心に堅調で、中国向けも想定以上に回復傾向を強めたが、スポーツ用や医療用が顧客の在庫調整の影響で低調だった。純利益については、前々期の特別損失に計上した固定資産除却損や災害損失の一巡が寄与した。

  今期連結業績見通しは、売上高が前期比10.7%増の53億円、営業利益が同84.5%増の2億50百万円、経常利益が同39.8%増の1億95百万円、純利益が同43.3%増の1億10百万円としている。車載用は米国自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加、円安メリットなどで好調が予想され、スポーツ用や医療用は前期の在庫調整の影響一巡が期待されるだろう。配当予想は前期と同額の年間8円(第2四半期末3円、期末5円)とした。

  株価の動きを見ると、5月14日に年初来高値320円を付ける場面があったが、3月以降は概ね高値圏270~310円近辺のレンジで推移している。5月23日は市場全体が急落する中でも前日比4円(1.37%)高とプラス圏を維持して堅調さを見せている。

  5月23日の終値297円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円19銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS652円12銭で算出)は0.5倍近辺である。

  週足チャートで見ると、4月の安値は26週移動平均線がサポートラインとなり、その後は13週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。低PBRや今期好業績見通しを支援材料として、上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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