【編集長の視点】ネクストは保守的な業績予想を織り込む展開、今期連続増配

2013年5月22日 09:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 ネクスト<2120>(東1)は、今年5月14日の3月期決算の発表で、今2014年3月期業績の増収減益転換を予想して窓を開けて年初来安値803円まで突っ込んだが、予想そのものが保守的との市場コンセンサスが固まり、下げ過ぎ訂正に再発進を開始している。前2013年3月期業績も、期初の連続減益予想を期中に2回上方修正、増益転換して配当も増配した経緯が見直されているためで、今期配当の連続増配を予定していることも裏打ち材料視されている。

 同社は、掲載物件数が日本最大の不動産・住宅サイト「HOME’S」により国内外で不動産情報の仲介サービスを展開しているが、今期業績の増収減益転換予想は、掲載物件数やサイト訪問者などが過去最大となった高シェア・高実績をさらに強化・拡大する先行投資を推進することが要因になっている。先行投資は、国内HOME’Sの強化策として日本全国でのテレビCM放映、分譲系サイトやスマホ最適化サイトのリニューアル、新規加盟店の開拓などで約6億5000万円を計画している。このため売り上げは、130億4100万円(前期比9%増)と連続増収となるものの、営業利益は13億2200万円(同16%減)、経常利益は13億1400万円(同15%減)と減益転換、純利益は、前期計上の特別損失の一巡から7億4100万円(同20%増)と続伸を見込むなど増減マチマチの予想となっている。同社は、前期業績も、期初の減益予想を期が進むごとに第2四半期累計業績、3月通期業績と相次いで2回も上方修正するなど保守的に業績予想をする傾向があるだけに、今期も業績上ぶれ期待が強まる。なお配当は、前期から配当政策を変更して配当性向を15%から20%に引き上げ、期初予想の1.7円配当から6.5円に増配させたが、今期も7.9円配当に連続増配する。

 株価は、年初来安値まで突っ込み、早くもこの調整幅の半値戻し水準までリバウンドしているが、相場格言通りに「半値戻しは全値戻し」でまず年初来高値1219円奪回を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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