【株式評論家の視点】日新電機は訂正高が本格化へ、中期成長路線が見える

2013年5月21日 09:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  日新電機 <6641> の出遅れ訂正高に弾みが加わってきた。同社の今年の安値は4月4日の407円。相場に全く取り残されてきた存在である。従って相場波動はまだ若く、これから本格的に相場が育っていくことになりそう。

  前2013年3月期の業績は売上げが1033億円と前々期比3%増を確保したが、営業利益は70億7700万円と、同7.5%の減益にとどまった。ここらあたりが株価が人気の圏外に放置されてきた要因である。

  しかし、今2014年3月期は様相が変わる。売上げは1100億円と前期比6%増が見込まれ、営業利益は80億円と同13%増益が見込まれている。ただ、前3月期は第3四半期単独で52億9600万円の営業利益を確保している。季節性があるにしても、4半期単独でそれだけの利益を確保できる状況にあることを示している。

  前期の部門別受注状況を見ると、再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度の開始を背景に太陽光発電用パワーコンディショナの需要が増加、新エネルギー・環境事業の受注高は前々期の110億円から183億円に急増している。また、ビーム・真空応用事業では、高精細・中小型FPD(フラットパネルディスプレイ)製造用イオン注入装置の需要が大幅に増加している。

  前3月期から中期経営計画「ビジョン2015」をスタートさせており、2015年には売上高1,500億円・営業利益120億円を目指している。成長分野である太陽光発電用パワーコンディショナの新製品投入や生産能力の大幅な引き上げ、ビーム・真空応用事業における新たな海外拠点の立ち上げなどにより事業拡大を図る。今期の増益はそうした中期成長路線への途上と見ていい。中期経営計画は株価の天井を押し上げていく要因になりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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