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【編集長の視点】三菱UFJは急反落、3メガバンクは純益減益予想を嫌い利益確定売りが先行
<マーケットトーク>
三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> は、28円安の704円と急反落して始まっている。前日15日大引け後に3月期決算を発表、前期純利益が、期初予想や今年4月の観測報道値を上ぶれ、今期純利益の連続減益を予想し、市場コンセンサスを上回り、配当も前日15日の観測報道通りに前期・今期と連続増配を予想したが、前日ザラバ場に年初来高値750円まで買われていただけに、目先材料出尽くしとして利益確定売りが先行している。前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して12円高(円換算値)で引けて返ってきたことにも反応薄となっている。
前日大引け後は、同社を含めて3メガバンクが、相次いで3月期決算を発表、いずれも今期純利益の減益転換を予想しており、三井住友フィナンシャルグループ <8316> は、165円安の4750円、みずほフィナンシャルグループ <8411> は、8円安の218円といずれも急反落、利益確定売りに押されている。
三菱UFJの前期業績は、前々期比3%減収、8%経常減益、13%純益減益と減収減益転換したが、純利益は、8526億2300万円(前々期比13%減)と4月の観測報道値を500億円強上回った。国内預貸金収益や市場運用利息、コンシューマー・ファイナンス子会社の資金利益は減少したが、海外貸出収益、役務取引等利益、セール&トレーディング収益、国債等債券関係損益が増加し、与信関係費用総額が前々期比778億円、株式等感損益が350億円各改善したことなどが上ぶれ着地要因となった。今期業績は、経済情勢、相場環境に起因する不確実性が存在するとして純利益予想のみ開示、7600億円(前期比10%減)と連続減益を予想したが、市場コンセンサスを約100億円上回る。配当は、前期に13円(前々期実績12円)に増配したが、今期はさらに14円に引き上げる。
株価は、今年4月の前期業績の観測報道で600円台に乗せ、600円台央のもみ合いから前期配当の増配観測報道で700円台を回復し年初来高値を更新した。PERは13倍台、PBR0.8倍と割安を示唆しており、下値では強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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