【アナリストの眼】インテリジェントウェイブは来6月期収益改善、大日本印刷と連携強化、株価動意

2013年5月14日 09:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 システム開発のインテリジェントウェイブ<4847>(JQS)に注目したい。株価は足元で上げ足を速めている。今期(13年6月期)赤字見通しは織り込み済みであり、来期(14年6月期)収益改善に対する期待感を強める動きだろう。

 クレジットカード会社や証券会社向けのシステム開発受託を主力として、親会社の大日本印刷<7912>との連携強化で業容拡大に取り組んでいる。今期連結業績見通しは2月1日に売上高を増額修正、利益を減額修正して、売上高が前期比10.7%増収、営業利益、経常利益、純利益はいずれも赤字見込みとしている。クレジットカード業界でシステム更新需要が再開されて受注は好調な模様だが、クレジットカードのオンライン決済に係るシステム開発の大型案件が不採算化した。

 5月8日発表の第3四半期累計(12年7月~13年3月)連結業績は、前年同期比16.1%増収で利益は赤字だった。ただし不採算化した大型案件の検収が完了して、四半期ベースで見ると第3四半期(13年1月~3月)は営業黒字化した。このため来期については、不採算案件の一巡で大幅な収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、2月下旬に動意付いて水準を切り上げる展開となり、5月に入って上げ足を速めている。5月10日には10年6月の3万2500円を突破し、5月13日には3万7500円まで上値を伸ばす場面があった。5月13日の終値3万6400円を指標面で見ると、今期予想配当利回り(会社予想の年間500円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万8679円92銭で算出)は1.9倍近辺である。

 足元の急騰で目先的には過熱感を強めた形だが、月足チャートで見ると底値圏から脱して先高感を強めている。来期(14年6月期)収益改善に対する期待感で上値を追う可能性があるだろう。10年5月以来の4万円台が視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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