富士通ゼネラル、中国のエアコン製造子会社内のテクニカルセンターを増強

2013年5月2日 19:18

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新テクニカルセンター(中央)と専用通路(右)(写真:富士通ゼネラル)

新テクニカルセンター(中央)と専用通路(右)(写真:富士通ゼネラル)[写真拡大]

 富士通ゼネラルは、エアコン事業の拡大を目的に、中国のエアコン製造子会社「富士通将軍(上海)有限公司」内のテクニカルセンターを増強し、製品設計の現地化を拡大する。これにより、生産現場や部材メーカーと直結した技術体制の整備を推し進め、コスト競争力の強化を図る。

 新テクニカルセンターは現センターに隣接する新棟として建設し、設計、生産技術、部材調達、品質管理などを担う日本人や現地の技術者、スタッフをそれぞれ増強するとともに、最新の技術設備(カロリーメーター、無響音室、環境試験室等)を整え、現地での設計キャパシティの拡大を図る。

 また、試作品を使って部材ベンダーとコストダウンの設計改善を検討する「VE検討ルーム」や、生産現場と直結した連絡通路を新設するなど、開発現場と製品・部材の生産現場のコミュニケーションを一層高める工夫を取り入れている。

 今回の新棟建設により、テクニカルセンターの床面積は4,795m2(従来の約2.5倍)となり、人員も130人(従来の約1.3倍)に増員し、2013年4月25日より本格的に活動を開始した。総投資額は約7.2億円。

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