リコー、産業分野におけるインクジェット関連技術の外販事業を強化

2013年4月17日 13:55

印刷

 リコーは17日、産業分野における印刷需要拡大への対応を狙い、インクジェット関連技術の外販事業を強化すると発表した。そのために、これまで国内外のグループ会社に分散していた関連事業を機能統合し、グローバルにワンストップで顧客のニーズに対応する。

 産業分野におけるインクジェット関連技術の外販事業は、インクジェット技術の応用が拡大するにつれ今後さらなる成長が見込まれている。この成長市場に対して今回リコーは事業を強化する。

 新組織「IJソリューションセンター」を発足し、これまでリコーおよび複数のグループ会社に分散していた同関連事業を機能統合することでグループの力を結集して戦略的なシナジーを生み出し、新たな領域の顧客にも魅力的な価値を提供する。 また、従来のヘッドパーツの提供に加え、顧客の用途に合わせた各種インクも開発・提供する。さらに、ヘッドパーツやインクを最適に使いこなしてもらうために技術サポートも開始する。

 リコーは、こうした市場優位性のあるビジネスモデルの創造により、2016年度における同事業での売り上げ300億円規模を目指す。

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