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日立、グローバルR&D体制を強化 海外の研究開発人員を拡大
日立製作所は16日、事業拡大に貢献するため、市場に密着したグローバル研究開発体制の構築を図ると発表した。まず、優れた研究者の確保をめざし、グローバルに人財を求め、海外の研究人員を増やす。また、注力地域における事業拡大のため、ブラジルに新たな研究拠点を開設し、現地での研究開発を統括、推進する。さらに、地域の特性を活かした研究開発を行い事業強化に貢献していくため、各研究拠点の中に設置する研究室の開設を進める。
今回決定したグローバル研究開発体制の強化策は主に3つから構成されている。まず、人員施策として、現在280人である海外の研究開発人員を2015年度までに400人に拡大する。また、現地人財を積極的にリーダーへ登用することで地域に密着した研究開発を加速する。
次に、日立グループ注力地域の1つであるブラジルでの事業拡大のため、2013年6月に新たな研究拠点として「ブラジル研究所」を開設する。日立は、現地での研究開発の統括、推進の役割を担う拠点として、日本、米国、欧州、中国、アジア、インドの6地域に研究拠点を設置しており、「ブラジル研究所」は7つ目の拠点となる。
また、地域の特性を活かした研究開発を推進するために、各地域の研究拠点の中に設置する研究室の充実を図る。2012年10月には英国に「欧州鉄道研究開発センター」を、2013年4月には中国に「日立中国材料技術創新センター」を開設したが、さらに米国に「米国ビッグデータラボ」を開設する予定。
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