【編集長の視点】日農薬は高値を大幅更新、業績上方修正・連続最高純益更新が波及して農薬株は軒並み高

2013年4月17日 10:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  日本農薬 <4997> は、寄り付きの買い気配から94円高の787円まで買い進まれて急反発し、4月15日につけた年初来高値709円を大きく更新している。前日16日大引け後に今年5月15日の今9月期第2四半期(2Q)累計決算の発表に先立って、その2Q累計・9月通期業績を上方修正、通期利益が、期初の減益転換予想から増益転換、連続の過去最高純利益更新となることを手掛かりに割安株買いが再燃している。

  日農薬の業績増額・株価急反発に伴い、決算期は異なるが、農薬株全般に業績上ぶれ思惑が波及、イハラケミカル工業 <4989> が、29円高の605円と3日ぶりに急反発して3月15日につけた年初来高値623円に迫り、北興化学工業 <4992> が、8円高の305円と急反発して3月17日につけた年初来高値317円を窺い、クミアイ化学工業 <4996> が、40円高の610円と急反発して3月15日につけた年初来高値639円を射程圏に捉えるなど、軒並み高となっている。

  日農薬の業績修正のうち9月通期業績は、期初予想より売り上げを25億円、経常利益を17億円、純利益を11億円それぞれ引き上げ、純利益は、35億円(前期比53%増)と続伸し、前期の過去最高を更新する。国内農薬販売が堅調に推移し、海外農薬販売も、欧米販売やフェニックスの原体販売が増加、為替が円安で推移し、ノウハウ技術料収入が伸長したことなどが要因となった。

  株価は、前期業績の上方修正にはやや反応薄で300円台で推移、今期業績の減益転換予想では、安倍晋三首相のTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加表明に伴う農業の成長産業化政策関連で農薬需要が伸びるとして年初来高値までほぼ倍化した。PERは14倍台と割安となり、2009年9月高値774円抜けから同8月高値925円が次の上値フシとして意識されよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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