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アールテック・ウエノ:ウノプロストンの網膜色素変性に対する研究結果を第117回日本眼科学会で発表
■ウノプロストンの経強膜持続投与は、ラット眼光障害モデルに対して網膜保護効果を示すことが示唆される
創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ <4573> (JQS)は、同社が網膜色素変性治療薬として開発中のウノプロストン(開発コード:UF-021)について、4月4日から東京で開催された第117回日本眼科学会総会で、東北大学とのドラッグデリバリーシステムについての共同研究結果と千葉大学による網膜色素変性に対する第2相臨床試験完了から2年後の視機能変化について口演されたと発表した。
東北大学大学院医学系研究科の永井展裕助教はウノプロストン徐放デバイスの作成とラットを用いた網膜保護効果に関する成績について、結論として「ウノプロストンの経強膜持続投与は、ラット眼光障害モデルに対して網膜保護効果を示すことが示唆された。」と発表。
現在第3相臨床試験が進行している網膜色素変性治療に対するウノプロストン点眼液は、一定頻度での点眼(両眼に1回2滴、朝夕2回点眼)が必要だが、このドラッグデリバリーシステム製剤の開発が行われれば、数回の点眼が難しい高齢や視力が弱い患者でも、ウノプロストン治療薬が使えるようになる。
■UF-021による視機能改善効果が確認される
千葉大学大学院医学研究院眼科学の中村洋介助教は網膜色素変性に対するUF-021点眼液投与終了2年後の視機能変化に関する成績に関して、結論として「UF-021の投与終了後視機能は悪化に転じたことにより、UF-021による視機能改善効果が確認された。しかし投与終了後2年を経てもH群(第2相臨床試験において、1回2滴点眼の高濃度群)では治験開始時の網膜感度を維持しており、UF-021による視機能維持効果が長期に持続している可能性が示唆された。」と発表した。
網膜色素変性に対するウノプロストン(開発コード: UF-021)点眼液は、2010年2月に第2相臨床試験を完了し、中心部網膜感度が改善する患者の数を増やせると期待できるような結果が得られた。現在、国内において第3相臨床試験を実施している。
■第2相臨床試験で、眼底網膜中心部の網膜感度が悪化する患者数を減らすことが示唆される
同社は網膜色素変性に対してウノプロストンを主成分とした点眼薬の開発を進めており、第2相臨床試験において、眼底網膜中心部の網膜感度が悪化する患者の数を減らすことが示唆されている。日本でのウノプロストンによる網膜色素変性症治療薬の開発は 、独立行政法人科学技術振興機構(JST)より、研究成果最適支援展開プログラム A-STEP(Adaptable and Seamless Technology Program through Target-Driven R&D)「本格研究開発ステージ 実用化挑戦タイプ (委託開発)」に採択されている。
同社は海外におけるウノプロストンの開発、商業化権については、2009年にアメリカ・カナダ、2011年にアメリカ・カナダ並びに同社テリトリー(日本、韓国、台湾並びに中国)を除く全世界についてともにスキャンポ社へライセンスしている。一方、同社は同地域でのウノプロストン製品の独占的製造供給権を保有しており、ウノプロストンの海外展開のための効率的な提携をスキャンポ社と行っている。アメリカでは、FDAより網膜色素変性治療薬としてウノプロストンがオーファン指定で登録されており、スキャンポ社と協力し、将来FDAへのウノプロストンによる網膜色素変性治療薬の新薬承認申請を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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