【銘柄診断】東洋紡は新たなディーリング銘柄入り、来期は大幅増益へ

2013年2月19日 10:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  東洋紡 <3101> が、30日線に接近したところで下げ渋りとなって、底入れの感触が強くなってきた。中低位株見直しの流れに乗り年初来着実に水準を切り上げる場面が続いていたが、2月5日に慶応義塾大学の小池康博教授と共同で、液晶ディスプレーの画質を向上する新しいフィルムを開発したと発表、5日に208円まで急騰した。

  目先筋の利食い売りにその後は定石通りの調整場面だが、2月15日に150円まで売り込まれ、これで高値から28%の下げ率となり、値幅整理一巡を引き出す状況となってきた。信用買い残は2月1日申し込み現在の617万株が2月8日申し込み現在では2760万株に大幅に増加した。ただ、ディーリング銘柄としては、これくらいの重さが必要。実際ここ連日個人投資家が積極的に参入してきており、新たなディーリング銘柄としてリストアップされたようだ。

  今2013年3月期は営業利益180億円と前期比2%の減益見通し。収益性が高く成長力のある環境(太陽電池バックシート用フィルムなど)、ライフサイエンス(診断薬用酵素など)、電子(高耐熱性成型用樹脂など)などに経営資源を集中。中期経営計画では2014年3月期に営業利益270億円の大幅増益が想定されている。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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