関連記事
【銘柄診断】IBJは連続最高純益見直し直近IPO株人気再燃へ
<銘柄ウオッチ>
IBJ <6071> (JQS)は、今年2月14日に昨年12月6日の新規株式公開(IPO)以来、初決算となる2012年12月期業績を発表、IPO時予想を上ぶれて着地し、今期純利益も連続の最高純利益更新と予想したが、株価は、材料出尽くし感を強めて上場来安値1880円まで急落した。しかしPERは15倍台と下げ過ぎを示唆しており、今年2月13日から再開されたIPOで、上場した3社が、揃って公開価格を上回って初値をつけ、初値後は連続してストップ高したこともフォロー、直近IPO株人気を再燃させる展開が有力である。
同社は、日本初のソーシャル婚活サイト「ブライダルネット」を運営するとともに、全国の結婚相談所とその所属会員の婚活をサポートするためのお見合いネットワーク「IBJシステム」と「日本結婚相談所連盟」を運営、インターネットとリアルの両方でブライダル・サービスを提供し、さらに結婚が決まったあとの新居探しや、結婚式を控えたエステやビューティー情報をなどの検索サイトも運営するメディア事業を展開している。同サービスの利用者は、約25万人、加盟結婚相談所は800社以上となり、メディア事業でもメディア広告枠の拡販、街コン参入のサービス多様化などが寄与し、前12月期業績はIPO時予想を上ぶれて着地、純利益は1億9800万円(前期比2.0倍)と前期の過去最高を大きく更新した。
今期業績も、IPO時に調達した資金を投入してメディア部門のシステム開発を積極化、会員が同社サービスを複数併用するなど同社の複合展開のシナジー効果を高めて続伸、純利益は、2億6400万円(前期比33%増)と連続過去最高更新を見込んでいる。
株価は、公開価格1440円を80%上回る2610円で初値をつけ2660円まで買い進まれ、IPO一巡後は、昨年12月17日に期末の記念配当増配を発表して2538円まで買い直されて、スンナリ配当権利を落としたが、好決算発表とともに材料出尽くし感を強めて急落した。PERは15倍台と下げ過ぎを示唆しており、直近IPO株人気を再燃させリバウンド幅の拡大が見込まれる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【アナリストの眼】利回り4%超の資生堂、今期減額は織込む、来期回復期待(2013/02/18)
・【狙い場・買い場】好業績の桧家ホールディングスは年46円配当へ増配、高利回り(2013/02/18)
・急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク