【相場熟者が答える投資相談】マツダは300円乗せで目標達成感、1年先まで織り込みも、売却

2013年2月10日 16:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 マツダ <7261> を昨年の公募増資で124円で1000株購入しましたが、その後、100円で2000株買い増し、合計3000株持っています。今後の見通しと対処方法をよろしくお願いします。

  【答え】 2月8日(金)は11円安の306円と3営業日ぶりに反落しています。

  同社は6日に今3月期第3四半期決算と通期業績予想を発表。通期業績予想を大幅上方修正したことを好感し、7日に昨年来の高値334円と買われましたが、円安一服から利益確定売り展開となっています。

  利益率の高い新型の「CX-5」や「アテンザ」などの販売好調が寄与、コスト削減が奏功したほか、円安進行が後押し、今3月期売上高は従来予想の2兆1700億円から2兆1900億円(前期比7.7%増)、営業利益は同250億円から450億円(同387億1800万円の赤字)、経常利益は150億円から280億円(同368億1700万円の赤字)、純利益は100億円から260億円(同1077億3300万円の赤字)と大幅に増額しました。

  株価は、昨年7月26日につけた上場来の安値85円、同10月10日安値86円と売り直され底値確認から2月7日に昨年来の高値334円と約4倍に上昇しました。市場の来3月期営業利益予想を上回る見通しとなったことから、サプライズとして受け止められましたが、今期予想PER35倍台と買われましたし、1年先の業績見込みや復配になるところまで織り込んだ感がありますので、300円台乗せで目先目標達成感も出ると思われます。ここから上値を伸ばすには為替次第という感じですが、高値圏でもみ合う可能性がありますので、いったんは売却し、来3月期の業績見通しが明らかになるまで、様子を見るのも一考でしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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