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住友商事、英水事業会社を買収
住友商事は5日、欧州住友商事と共同で、英国の水事業会社Sutton & East Surrey Water 社(SESW)の持株会社であるEast Surrey Holdingsの全株式を取得したと発表した。写真は同社が公開したSESWの供給エリアを示す図と、設備、貯水池の写真。[写真拡大]
住友商事は5日、欧州住友商事と共同で、英国の水事業会社Sutton & East Surrey Water 社(SESW)の持株会社であるEast Surrey Holdingsの全株式を取得したと発表した。
SESWは1862年に設立され、1989年に完全民営化された上水道事業会社。ロンドン南東部の約835平方キロメートルの地域で、約66万人に対する上水の供給サービス事業を行っている。
住友商事はSESWに役員と人員を派遣して経営に参画し、これまでの水事業の経験を活かし、サービスの改善に努めて主体的に事業運営を行うとしている。
SESWは現在、8か所の浄水場、全長3,445キロメートルに及ぶ管路などの事業資産の運営・維持管理、設備投資、水道料金の設定、規制当局との折衝、顧客への課金・徴収等の顧客管理、顧客サービス対応などの水事業を手掛けている。
住友商事は、世界各地で地域特性に合致する最適なスキームを通じて水インフラの整備を実現することを基本戦略として、積極的に取り組んできた。今後も同社の総合力を最大限に発揮して、世界規模の水問題解決に貢献するメジャープレイヤーを目指すとしている。
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